気候非常事態

LUSH UKにおけるカーボンインパクトとその比較、及び排出量報告

Impact Reports

地球をよりみずみずしく、豊かにしたい。

私たちはこの気候非常事態に対応しクライメートポジティブ*になりたいと考えています。 *クライメートポジティブ(気候ポジティブ)とは、温室効果ガスの削減(吸収)量が、排出される量よりも上回ることを指す。その状態が気候変動緩和にとって好ましい状態(ポジティブ)であることを意味しています。カーボン(炭素)ポジティブやカーボン(炭素)ネガティブと同義語です。

これは気候の非常事態です。

私たちがどのような対応を選ぶかによって、私たちがこれからも生命とともに進化し続けられるかどうかが決まります。化石燃料からの脱却、よりクリーンな輸送手段の使用、森林の保護と植樹、気候を破壊するファンドから資金を引き上げることなど、多くの人が何をするべきかを理解していると信じています。ラッシュもビジネスを存続させお客様をハッピーにし続けながら、そのような活動を続けていきたいと考えています。クライメートポジティブになるかどうか、もはや選択の余地はありません。ならなければならないのです。10年前、私たちはペルーの6000ヘクタールの荒廃林に投資を行い、違法伐採業者を追い出し森林保護に従事している人達のチームを維持してきました。これだけでも、過去10年間の私たちのUKの主要事業をクライメートポジティブにしてきたと考えていますが、カーボン・アカウンティングで帳尻合わせを行いたくはありません。

そうではなく、私たちは、一切のオフセットを許さない、真のクライメートポジティブになるという長期的な視野にフォーカスしたいのです。

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クライメートポジティブ達成までの見込年数 (UK)

私たちが与えるインパクトの概略

私たちが行う直接事業の中で最も気候変動に寄与しているのはモノとヒトの移動であり、その割合は全体の68%です。バスボムの主原料である重曹とクエン酸の2種が輸入貨物における排出量の33%を占めています。

サプライヤーを私たちが選べるところでは(全サプライヤーの88%)、使用する電気とガスの100%がエコトリシティ社から供給されています。エコトリシティ社が公表している、同社の電力生産によるCO2eq(*CO2 equivalentの略。二酸化炭素相当量)のインパクトに関するデータを使用した場合、私たちの排出量は34トンとなります。そうせずに、国のグリッド係数*を使用しているため、2251トンというCO2eqを報告しています。

私たちが持つ非常に複雑なサプライチェーンから出る排出量の算定にも取り組んでいます。サプライチェーンから出る温室効果ガス排出量は未だに未知数ですが、少なくともラッシュの事業の6倍以上になると試算しています。見方を変えると、私たちがUKで購入する段ボールと紙だけのカーボンインパクト(CO2eqで6437トン)が、全ての輸送から出る排出を合わせた量とほぼ同じなのです。(CO2eqで6464トン)

ペルーや私たちが購入の協力をしたインドネシアのスマトラ島の土地が持つ、二酸化炭素の年間単位の隔離能力は、サプライチェーンを除いたUKの直接事業によるカーボンフットプリントの8倍と推定されています。

*「グリッド」とは送電系統(電線を伝って電力会社から家などに送られる電力網)のことを意味します。「グリッド係数」とはその送電系統の中で単位量当たりに排出されるCO2の係数のことを意味します。

Lush UKの事業(温室効果ガス排出量 2017/18)

34 トン(単位はCO2eq)
車の移動48
タクシー&マイレージ(走行距離)age54
列車214
UK ShopUK内店舗への配送704
ガス781
空路1012
デジタルで購入のお客様への配送1414
電気 2251
輸入貨物3018

LUSH UK における炭素の吸収量と排出量の比較

次の画像は熱帯地の炭素吸収量とLUSH UKの炭素排出量をCO2eqで示したものです。

Lushペルー 6,000ヘクタールの二次成長林(67,200CO2eqトン)

スマトラ II 森林再生 300ヘクタール(7,080CO2eqトン)

スマトラ I  アグロフォレストリー 50ヘクタール(310CO2eqトン)

スマトラ I  森林再生 50ヘクタール(1,180CO2eqトン)

vs

Lush UK (サプライチェーンを除く) (9,530CO2eqトン)

これは認証を受けたものではなく、独自に算定したものですが、私たちは常にこれらの数字を確認しています。

上から:

◯LUSH Perue ニ次植生 ◯スマトラ 森林再生 ◯スマトラ アグロフォレストリー ◯LUSH UK 排出量

ラッシュのエネルギー

UK &アイルランド全体では、ショップや製造工場であるキッチンなどのラッシュの物件のおよそ88%にエコトリシティ社の100%再生可能な電力が供給され、その内の94%の物件ではエコトリシティ社のフラッキング*されていないガスが供給されています。

*フラッキングとは、水圧破砕法のこと。地下の岩体に超高圧の水を注入して亀裂を生じさせること。水を高温岩体蒸気にして発電を行う高温岩体発電などに利用される。また、天然ガス石油を含む頁岩けつがん(シェール)層に酸などの化学物質が混入した水を注入して、シェールガスシェールオイルを採取する手法を指す。

なぜUK内の私たちの物件の100%でエコトリシティ社のエネルギーを使用できないのでしょうか?残念ながらエネルギー供給業者を私たちによって選択できない物件がいくつかあります。しかし、この状況は常にモニタリングしており、将来にわたり真に再生可能なエネルギーでビジネスを構築していきたいと考えています。

ラッシュは10年以上にわたってエコトリシティ社から供給を受けていることを誇りに感じています。エコトリシティ社の100%再生可能エネルギーを利用している物件については、国のグリッド係数が253gCO2/kWhに対して、6gCO2/kWhの排出係数で記録することができます。これは、再生可能エネルギーによって、20/21年度の事業活動からの排出量を1,365トン減少できることを意味します。

さらに、エコトリシティ社は、ラッシュのお客様が同社のエネルギーに切り替えた場合、70ポンドのラッシュクーポン(電気、ガスの種別ごとに35ポンド)を提供しており、詳しくはこちら(英語のサイト)でご覧いただけます。

アイルランド共和国と北アイルランドにある当社の施設は、SSEエアトリシティー社のグリーン料金プランを利用していますが、アイルランドのサプライヤーが利用できる発電インフラの関係で、再生可能エネルギーの比率は34%にとどまっています。多くのショッピングセンター、駅、個人所有物件では、私たちはサプライヤーを選択することができないため、グリーン/再生可能エネルギー料金プランを選択することができないのです。

日本、オーストラリア、ドイツの工場とショップなど世界各地にあるラッシュでも、電力供給元を選べるところではグリーンな電気を購入しています。Lush North Americaでは、再生可能エネルギークレジットを、リテールの電気使用については100%、製造では60%購入しており、残りの部分に関しては取り組み中です。ドイツでは、グリーンピース・エナジー社の電気と、余った風力を利用してメタン(天然ガス)を作る新技術を駆使した風ガスというものを購入しています。クロアチアは、屋根に太陽熱温水パネルを設置しており、ガスの使用量を大幅に削減しています。

日本では全拠点で使用している電力の64%が再生可能エネルギーによるものとなっています(2021年7月現在)。製造工場であるキッチンの他、池袋駅前店、静岡店、広島本通り店、心斎橋店の4店舗ではRE100プランを利用し、再生可能エネルギー100%の電力を使用してビジネスを展開しています。今後さらに多くの拠点に再生可能エネルギーの利用を拡大させていく予定です。

ラッシュの新しいバス、エレクトラのご紹介!

ラッシュは、UKの1号店があるプールでの全てのタクシー移動を無くし電気バスを使用すると発表しました。

電気自動車に切り替えることで、ラッシュはプールで毎年約8トンの炭素が排出されるのを防ぐことができます。これだけの量の炭素を吸収するには3エーカーの成熟林が必要です!

私たちは愛情をこめてそのバスをエレクトラと名付けました。エレクトラは1日に約10-20回、炭素排出減である車の移動を減らしてくれます。

コルクポット:クライメートポジティブなパッケージ

網羅的な炭素調査が行われ、カーボントラスト社は、コルクポットが二酸化炭素を吸収していることを正式に検証しました。これにてコルクポットはラッシュ初のクライメートポジティブなパッケージとなります!

循環 コルクポットは再利用可能なだけでなく、生分解性があり、使用後は完全にコンポスト化することも可能です。

クライメートポジティブ 35gのコルクポットを一つ販売するごとに大気中から1.2kgのCO2が除去されます。これは250gサイズのブラックポット33個以上の重さに相当します!

リジェネラティブ 生産初年度に20,000本の自生林を植え、ポルトガルのアレンテージョのコルク・オーク林の幅広い再生を支援しています。

加工は最小限 接着剤の使用はゼロ。収穫されたコルクは、沸騰させるだけで私たちの固形シャンプーバーを保管できる形になります。

責任を持って収穫 オークの木がコルクポットに適した品質の樹皮になるには50年の歳月を要し、その後の収穫は9年のローテーションになります。

気候変動と闘うパッケージ!

森林破壊ゼロ目標

気候非常事態に関する目標を達成するためには、私たちのサプライチェーン内で森林破壊が起きていないことを確実にしなければなりません。それどころか、購買活動を通じて掛け値なしのアフォレステーション(植林)を成し遂げることも可能なのです。これに大きく分けて4つ道筋があります

  • 彼らのサプライチェーン内で森林破壊を引き起こすリスクが高い原材料や加工材料を特定する。
  • 世界の生物多様性のホットスポットにフォーカスし、現地のチームにアグロフォレストリーなどの生物多様性を高める技術に取り組んでもらい、現地の生態系を支える代替的な収穫を促進する
  • トレーサビリティがあり、森林破壊が起きていないことを保証できるサプライヤーを支持する。 
  • 透明性の低い資材の削減や変更に取り組む。例えばパーム由来のものを絶つという約束。一つの生態系にかかるリスクと圧力を最小限にするため、植物油の原料を多様化させることに努める。
  • 森林の保護と再生を可能にするリジェネラティブなソリューションに向かって進み、トレードオフに甘んじるのではなく、ポジティブな影響を与える。 
  • 原生林から得られる取り高を保護しながら、可能な限り非木材林産物や多年草を原材料としたものの活用及び購入。

私たちのサプライチェーンにおいて、森林とどのような関わり合いをしているかの事例をいくつかご紹介します

  • アマゾンで収穫した野生のトンカビーンズ、 
  •  パームフリーの合成物質の購入と、それに関するイノベーション  
  • 垂直成長のために森林を必要とするバニラ
  • レウセルの生態系を支えるスマトラのダークパチョリ
  • ゴラ熱帯雨林の境界にある、シエラレオネのカカオバター 
  • ボルネオの原生林から収穫する野生のイリぺバター
  • 老朽化したパーム農園を買い取り、森林/アグロフォレストリーに再生させたラッシュのショップを通じて助成金を集めるキャンペーンの実施

Further reading

循環型で行こう

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