ラッシュの企業活動による環境インパクト
対象期間:2021年7月-2022年6月
ラッシュは自分たちが自然界の一部であると考えています。使用する原材料や、商品の製造、輸送方法、エネルギーの使用方法など自分たちのもたらす影響を、使用量以上に還元しなくてはいけないと考えています。
シャンプーバーからソープ、バスボムまで、ネイキッド商品はブランド創立当時からのラッシュを代表する商品です。世界規模で使い捨てプラスチックの削減に取り組む今、ラッシュの循環型経済の実現に向けた取り組みにおいても、お客様のあらゆるニーズに合うネイキッド商品を紹介できるよう、開発を続けていきます。
これは、地球環境と気候危機に直面する私たちのTO DOリストです
1. 野生生物を守り、森を守る
2. どこでも100%再生可能エネルギー
3. 私たちの使う原材料や資材をリジェネラティブで循環型に
4. 輸送時の炭素排出を徹底的に削減する
5. 気候正義のために立ち上がる
エシカル憲章「進化する倫理的指針」
エシカル憲章の中にはラッシュには相談や協議なく変えるべきではない、核となる倫理的指針が明記されています。その中には以下の内容も含まれています。
「生きている地球:ラッシュは自分たちが自然界の一部であると信じています。使用する原材料や、商品の製造、輸送方法、エネルギーの使用方法など自分たちのもたらす影響を、使用量以上に還元しなくてはいけないと考えています」
「再生可能エネルギー:世界のエネルギー需要により、化石燃料や原子力への依存が問題を引き起こしてきました。進化する新たなエネルギー源や解決策を支持し、普及を求めていきます」
「リサイクル資材:すべての商品をネイキッドにできない場合、パッケージが必要な商品には革新的で、再生素材を使います」
「グリーンポリシー:ラッシュは地球上の資源利用において、自分たちに常にチャレンジを課しています。変わり行く世界情勢のニーズに合うポリシーで、自分たちの影響を減らし、最小限にしようとしています。空輸、エネルギー利用、埋め立てになる資材、リサイクル率、汚染や廃棄物のような分野で挑戦をし目標を立てています」
ラッシュの環境ポリシーはこちら
パッケージフリーのネイキッド商品
シャンプーバーからソープ、バスボムまで、ネイキッド商品はブランド創立当時からのラッシュを代表する商品です。世界規模で使い捨てプラスチックの削減に取り組む今、ラッシュの循環型経済の実現に向けた取り組みにおいても、お客様のあらゆるニーズに合うネイキッド商品を紹介できるよう、開発を続けていきます。
ネイキッド商品のあるカテゴリー
スキンケア
クレンジング、洗顔料、フェイシャルオイル
ヘアケア
シャンプーバー、ソリッドシャンプー、ソリッドコンディショナー、コーウォッシュ、ホットオイルトリートメント
シャワー
ソープ、シャワーオイル、シャワーボム、ボディコンディショナー、ソープ、ウォッシュカード、ボディスクラブ
バス
バスボム、バブルバー、バスオイル
ボディケア
マッサージバー、ボディバター、ボディローション、フットソーク、ソリッドパウダー
メイクアップ
ソリッドファンデーション、コンシーラー、ソリッドハイライター、レフィル可能リップスティック
パフューム
ソリッドパフューム
循環型容器返却プログラム「BRING IT BACK」
ラッシュジャパンでは、2008年に100%リサイクル素材を仕様したブラックポットとクリアボトルの容器の仕様を開始し、2010年からは販売した商品の容器をお客様から返却いただき、それを原料として容器に再生させる循環型のリサイクルプログラムを継続展開しています。PP(ポリプロピレン)、HDPE(高密度ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)の3種類を材質ごとに分別してリサイクルしています。
2010年の容器回収開始以来、社内利用した商品容器も含め、ラッシュジャパン全体で累計約258トンもの再生プラスチック容器を水平リサイクルし、同じ容器を作り続けています。また、2021年7月から2022年6月までの1年間でリサイクルした重量は約21トン。さらに同期間で、お客様から返却いただいた容器の返却率は、販売した全容器商品に対して19%、個数では63万5,663万個となります。
ラッシュの循環型容器返却プログラムはお客様のご協力なくして実現できません。現在、約2割もの容器を返却いただいているのと同時に、ラッシュで販売した商品のうち残りの約8割の容器は未返却の状態であり、お客様がお住まいの地域のルールに則り処分されていることが想定できます。
日本におけるプラスチックの廃棄処分方法は自治体によって異なりますが、その多くがサーマルリカバリーとなっており、資源としての循環利用率は約2割(※)と、まだまだ低い状況です。サーマルリカバリーは、新たな化石燃料として使用することなく熱源として有効活用はされるものの、その燃焼過程において二酸化炭素が排出されることに変わりはなく、これは循環性のない一方通行の使い捨ての資源の消費に近いものとも考えられます。
ラッシュでは、お客様の手に商品が渡った後にも責任をもち、可能な限り大切な資源を同じ資源として使い続けられるこのプログラムの輪をお客様と共に広げていくことで、資源の循環利用に貢献していきたいと考えています。 そこで、2025年までに容器返却率50%達成という目標を掲げています。私たちがこの数値目標を達成した時、地球規模で見れば気候危機への貢献度合いはそこまで大きくないかもしれませんが、このプログラムをきっかけに私たちを含む一人ひとりや、同様に気候危機対策に取り組む他企業の皆さんが一緒にアクションを起こすヒントやインスピレーションになることを願っています。
※ 出典:一般社団法人プラスチック循環利用協会「プラスチックリサイクルの基礎知識2021」より「プラスチックのマテリアルフロー図(2019)」廃プラ総排出量中の一般系廃棄物の処分段階より自社にて算出