リサイクルするので、全部お戻しください

「地球をよりみずみずしく、豊かにする」というラッシュの新たなミッションは、世界中で増え続ける行き場のない廃棄物を、これ以上増やすことに加担したくないという意思表明でもあります

 

ごみとなってしまう不必要なパッケージの使用を減らしたい、創立当初からその信念を貫いてきたラッシュでは、固形商品の開発を進めてきました。その一方で、ビジネスを展開することで廃棄物を出しているという事実に向き合いながら、バージンプラスチックやバージンパルプ、使い捨てされてしまう資材はできる限り使用せず、そのような資材を使用する際は再び素材に戻す方法を考えながら、責任あるリサイクルに取り組んできました。

世界中で生産されるプラスチックの量は2019年に3.6億トンを超えました。また、ヨーロッパでは一年間に生産されるプラスチックの約40%は容器や包装に使用されると言われています。この量をロンドンを走るダブルデッカーバスに換算すると約3.3億台分にもなります。世界の中でもプラスチックのリサイクル率が高いと言われている日本に目を向けてみると、再び素材として使えるようにリサイクルされているプラスチックは30%にも満たず、多くは燃やして熱などを利用する方法が取られています。また、リサイクルといっても、多くが中国などに輸出されていたという事実をニュースで見て、驚いた人も多いことでしょう。自分たちが出したごみがどこへたどり着くかを考え、ごみを減らす工夫をすることは、この地球上で暮らす誰もが持つべき責任だとラッシュは考えます。日本国内のごみの埋立地がいっぱいになるまで、残された時間は20年ほどしかありません。

ラッシュではクローズドループで行う循環型の空容器リサイクルを導入しています。「クローズドループ」とは、ある製品が使用された後、新たな天然資源を投入せずに、同じ製品の素材として何度もリサイクルされることです。2008年、イギリスのラッシュで働くパッケージ担当チームは、長年お客様に愛されてきたアイコニックなブラックポットをクローズドループでリサイクルする方法を考え、日本でも2010年に店頭での空容器の回収を始めました。現在ラッシュで使用している再生プラスチック容器は「ポストコンシューマーリサイクル (PCR)」 と呼ばれる、消費者が使用後に回収されたプラスチックをメインに作られています。皆さんがお気に入りの商品を使い終わった後、ショップで回収された空容器は、国内のリサイクル会社に送られ、細かく裁断されます。その後、溶解され、新しい容器に成型され、再びフレッシュな商品が入る容器に生まれ変わるのです。ラッシュではこのサイクルを何度も何度も繰り返しています。

 

空容器回収率100%を目指した新プログラムの登場

透明性ある循環型リサイクルを続けながら、使用後の容器に対してラッシュがより責任を持つために何ができるかを議論してきました。2020年、たくさんのお客様のご協力のおかげで、日本での使用済みの空容器回収率は29.4%でした。これは世界のラッシュの中でも高い回収率となりますが、残りの約70%の空容器が廃棄されている可能性を考えると、ラッシュにできることはまだまだあります。長い議論を経て、ラッシュが生み出す容器全ての回収を目指すためにこの夏、新たなプログラム「BRING IT BACK (ブリング イット バック)」を開始します。このプログラムの仕組みについて、日本のラッシュで働くアースケアチームのトモコに話を聞いてみました。

 

 

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アースケアのトモコ

日本において、ラッシュのビジネスが地球全体にリジェネラティブなインパクトを与えられるよう、社内外へ情熱をもって働きかけています。

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アースケアのトモコ

日本において、ラッシュのビジネスが地球全体にリジェネラティブなインパクトを与えられるよう、社内外へ情熱をもって働きかけています。

最後に、お客様へのメッセージをお願いします。

ごみを出さないことは、ラッシュだけではなく、地球に住む全ての人の責任ではないでしょうか。自治体によっては容器包装のプラスチックを分別収集し、リサイクルしている地域もありますが、全てが再び素材に戻るわけではありませんし、多くは焼却処分されています。一部は廃棄物の焼却時に発生するエネルギーを熱や蒸気などとして回収するサーマルリサイクルを行い、発電、周辺施設の暖房や温水供給などに利用されています。しかし焼却は地球温暖化の観点から二酸化炭素を排出するため、環境に優しくありません。新たなプログラムでは、たくさんの容器をまとめてご返却いただく場合には、フェイスマスク以外の商品とも交換できるようになりますので、楽しんでリサイクルに参加してもらえるのではないかと思います。ぜひ、ご協力をお願いします!

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