フレッシュな原材料のSuper Power

合成保存料に頼らない「セルフプリザービング処方」の重要性
スキンケアのプロフェッショナルが生み出したラッシュの「セルフプリザービング処方」

「セルフプリザービング処方」とは、自然由来の原材料が持つ力を最大限に引き出すことで、合成保存料に頼らずに商品の保存効果を高めながら、お肌に良い働きをもたらすラッシュ独自の合成保存料フリーの処方。ラッシュは長年にわたり、品質や商品の効果を維持しながら、保存用の添加物を使用しない商品開発を追求し続けています。

新鮮なフルーツや野菜、エッセンシャルオイルなどに植物由来のバターやオイルをブレンドし、水分含有量を最小限に抑えた合成保存料に頼らない配合、天然クレイやグリセリンなどの保湿剤を主な原材料とした合成保存料不使用または使用量を最小限に抑えた配合など、商品によって配合を変えることで、ラッシュで通年販売している商品の約80%でセルフプリザービング処方を実現しています。

商品開発者であるヘレン・アンブロッセンは、あらゆる世代のお肌に良い働きをもたらすフレッシュなスキンケア商品を長年考案し続け、今もなお情熱を注いでいます。そんなヘレンを夢中にさせているのが、肌本来のバリア機能と皮膚常在菌の両方をケアするナチュラルなスキンケア商品の開発。実は彼女こそ、自然由来の原材料を用いた緻密なセルフプリザービング処方をラッシュに持ち込んだ先駆者です。

長期保存できる化粧品があたりまえになった業界において、ラッシュのスキンケアは反逆的と言えるかもしれません。しかし、私たちはセルフプリザービング処方があなたのお肌にとって価値があるものだと信じています。だからこそ、短い保存期間、経験に基づく緻密な処方、鮮度を保つための少量生産、そして迅速な流通にこだわり、合成保存料の使用に考慮した良質なスキンケアの提供に尽力しているのです。

共同創立者兼商品開発者の二人、マーク・コンスタンティンとヘレン・アンブロッセンによる「セルフプリザービング処方」の真髄
「セルフプリザービング処方」が叶えるもの

セルフプリザービング処方で叶えられることはたくさんありますが、主に下記の4つが特徴的だといえるでしょう。

1. ネイキッドのための固形化
2. 合成保存料を減らすこと
3. 水を減らすことによるフレッシュさの維持
4. マイクロバイオーム(皮膚常在菌)を整えること

ここからは主に4つ目の特徴であるセルフプリザービングが叶える、マイクロバイオームを整える機能についてご紹介していきます。

「マイクロバイオーム(皮膚常在菌)」のバランスが健やかなお肌を保つ鍵? 

私たちのお肌や体内には、通称マイクロバイオームと言われる「微生物叢(びせいぶつそう)」という多様な微生物の集合体が絶妙なバランスでいくつか存在しています。健やかなお肌を維持し、病気の原因になる細菌から守られているのは微生物叢のおかげです。肌表面に生息するマイクロバイオームは「皮膚常在菌」と呼ばれ、ニキビや肌荒れは善玉菌、日和見菌、悪玉菌の生息バランスの乱れや肌本来のバリア機能の低下が関係していると言われています。

また、ライフスタイルの変化が私たちのお肌に影響を与えることも。マイクロバイオームは、生まれてから成長していく過程で形成されていくものです。幼少の頃から土や水に触れて育ってきた人たちは、有益な皮膚常在菌のバリエーションが多いと言われています。

ラッシュでやむを得ず合成保存料を使用する場合は、最小限の量のみを配合します。商品に使用しているベンジルアルコール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、プロピルパラベンは、2019年と2021年の研究で他の合成防腐剤と比べて皮膚常在菌に優しく働くことがわかっています。

皮膚常在菌の生息バランスがスキンケアには重要だと理解しているヘレンだからこそ、長期保存することを前提としない「フレッシュさ」が化粧品にとって鍵になると考えているのです。

「セルフプリザービング処方」への挑戦がクリーンビューティに革命を

お肌の皮膚常在菌だけでなく、ヘレンはもう一つの身近な生態系や地球のことも考えています。

「合成防腐剤は、ものの腐敗を防ぐ力が衰えず、そのまま下水道から川や海へ流れ込むことがあります。一方、ハチミツ、塩、バターのような自然由来の原材料は生分解されるので環境への影響はほとんどありません。合成保存料に頼らないフレッシュな商品を作ることが、水源や人体に入り込む合成防腐剤の削減を促します」。

お客様に大きなインパクトを与えながらも、地球環境への影響を最小限に抑える商品を開発するのはハードな仕事ですが、ヘレンは決して手を緩めることはありません。彼女のライフワークは今も続いていますが、このようなセルフプリザービング処方の商品を生み出せるのは、原材料の巧みな配合バランスだけでなく、同じ志を持つ仲間と築いた基盤があるからです。

「私たちは何十年もかけて、自然由来の原材料を惜しみなく使ったフレッシュな商品を作るプロセスを構築し、ビジネスを展開する49の国や地域にいる何百万人という数のお客様に楽しんでいただいています。そうすることで、自分が気づかないうちに化粧品業界に革命を起こしていたのです」とヘレンが最後に教えてくれました。

皮膚常在菌と仲良くつき合うフレッシュなスキンケア商品を選ぶこと、それは自分たちが思っているよりも緑豊かな世界を残すことを意味しています。

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How It’s Made 保湿クリーム『エンザイミオン SP』
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