世界最大の動物実験廃止に向けた基金

ラッシュプライズのアイデアは、動物実験があたりまえとなっていることに対する創立者たちの違和感から生まれました。彼らは、残酷な動物実験に代わる方法が主流になるまでに、あまりにも長い時間がかかっていると感じていました。そこで、毎年25万ポンド(約3700万円)の資金を、実験のため動物使用することを廃止するための取り組みに提供するというアイデアが生まれました。

ラッシュプライズは2012年に英国の消費者団体「Ethical Consumerとの協働で開始され、動物実験反対の分野で最大の基金となりました。2018年には33万ポンド (約5000万円) の授与を開始し、現在は2年に一度の開催となっています。

本当の意味でグローバルな基金として、これまでに日本のほか、中国、ケニア、イラン、ウクライナ、インド、ニュージーランド、ブラジル、アメリカ、ヨーロッパなど、世界各国の科学者や活動家を支援してきました。ラッシュは、動物を使わない研究ができるだけ大きなインパクトを与えながら続けられるように、この分野で最も先進的な活動を支援することを目指しています。そのために、五つのカテゴリーに分類されるプロジェクトにリソースを提供しています。

  • サイエンス部門若手研究者部門は、動物実験に代わる方法について研究を進めるための賞です。
  • トレーニング部門は、科学者や規制当局者に動物を使わない方法に関するトレーニングを行うプロジェクトを対象としています。
  • 世論喚起部門ロビー活動部門は、規制が適切で、21世紀の毒物学の進歩を反映して最新のものであるよう、圧力をかけ続けることを目的としています。

これらのカテゴリーに加えて、21世紀の毒性学で大きなブレークスルーがあった場合、動物実験に代わる「大発見」の瞬間が最も期待される分野に、ブラックボックス賞が授与される可能性があります。この賞は賞金の満額を上限とするもので、2015年に初めて授与されました。

2020年ラッシュプライズ受賞者の全リストはこちらでご確認いただけます

ラッシュプライズの公式サイトはこちらからご覧いただけます。また、FacebookTwitterでもご覧いただけます。

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