世界バスボムデー
ボムルーム シェフたちが選ぶマイベストバスボム&製造秘話
ラッシュのバスボム
ラッシュの商品は、製造工場というよりも、大きなキッチンのような空間で作られています。現在、世界6ヶ国に7つあるラッシュの製造拠点「フレッシュ キッチン」の一つは日本にあります。神奈川県北部に位置する愛川町にあるキッチンでは約400名の「シェフ」と呼ばれる作り手たちが、10の製造ルームで毎日商品を手作りしています。その中の一つ「ボムルーム」では年間約440万個のバスボムを製造しています。
ボムルームとは?
ボムルームはコンパウンド、プレス、パッキングという3つのチームがあり、すべての過程を経て一つのバスボムが完成します。今回は「プレス」「ボムパッキング」を担当しているシェフ達がそれぞれの役割やハンドメイドならではの製造エピソードなどをお話しします!
ボムルーム コンパウンダーについてはこちらの「私がラッシュで働く理由 – ボムルーム コンパウンダー YUKA」の記事でご紹介しています。
「すべてのバスボムが生まれるプレスルーム」
プレスはバスボムの成型を担当しています。
コンパウンドから重曹や良い香りのエッセンシャルオイル、色を混ぜ合わせたベースと、プレスルームで粒子を細かくするために機械で粉砕したクエン酸を混ぜ合わせて型にいれ、形を作ります。
3~4人のチームにわかれて、それぞれのテーブルでバスボムを作っています。チームは「早く綺麗にたくさんのバスボムを製造」できるように、トレーナーが一人ひとりの得意なことを考慮しながら毎日チーム体制を考えています。
多い時には1チームあたり、1時間で約500個のバスボムを製造しています。製造したバスボムを「ドライルーム」と呼ばれる場所で2~3日乾燥させます。
「ボムルームは、10の製造ルームの中でも約120名と一番人数が多く和気あいあいとしていて、学校のような雰囲気です。また重いベースを運んだり、バスボムを成型するのにプレスする力が必要なため、運動部みたいな感じもあります。」 – ボムルーム トレーナー Yoshie
「パッキングのプロ ボムパッキング」
ボムパッキングはバスボムの梱包を担当しています。
ドライルームで乾燥させたバスボムを検品し、お客様にお届けできる状態であることを確認します。検品を通過したバスボムには、ラベルチームから届いたラベルを一つひとつ丁寧に貼ります。日本のキッチンからは日本を含めたアジア各国のラッシュに輸出しているため約10種類のラベルを使いわけています。
パッキングでは、白い薄い紙、通称「うす紙(し)」と片面がなみなみしている段ボール、通称「かた段」を駆使し、どうやったらバスボムを綺麗な状態でお客様にお届けできるかを考えながら丁寧に梱包しています。
「うす紙は、箱の角に当たってしまうと破れやすく、箱の角に当たるとやぶれてしまうので空中でふわっと浮かせながら箱やバスボムの形に合わせて畳みます。」- ボムパッキング担当 Yuki
パッキングチームは普段は穏やかなメンバーが多いですが、梱包をしている時はとてもテキパキしていてギャップがあります。
パッキング秘話!
初めて梱包をする人は、ラッシュのバスボムの中で一般的な丸いバスボムを一箱詰めるのに約4分かかりますが、ベテランになると約2分半で梱包できるようになります。
パッキングが完了したら最後に、試験を通過した出荷判定者が確認し、合格した箱のみがお客様に届けられます。
シェフからメッセージ
「もともとラッシュのショップで働いていたのですが、初めてボムルームに異動してきた時、ここまでハンドメイドで作っているんだ!と感動したのを覚えています。ラッシュのバスボムは色や溶け方、香り、音など楽しみ方は色々あります。ぜひ自由にバスボムを使ってバスタイムを楽しんでいただけると嬉しいです!」- プレス担当 Yoshio
「シェフが直接お客様とお話しできる機会はあまりありませんが、私が店舗に行った際に、お客様がバスボムを持って『これいい香り〜!』などと言ってくださっているのを見ると『ちゃんと検品してよかったなとか、ちゃんと綺麗な状態のままお客様のもとに届いてよかったな』という気持ちが強くなります。疲れた時や癒されたい時、バスボムにはラッシュならではの色や香りや形があるので楽しんだり、日々の疲れを癒すのに使っていただきたいです。」- ボムパッキング担当 Kawasaki
シェフたちが選ぶマイベストバスボム
実際に作っているボムルームのスタッフのマイベストバスボムを聞いてみました! 作り手たちのランキングは、スタッフ全体のアンケートと結果が異なりびっくり!それでは発表します。
3位 ブラックローズ ボム
製造秘話!
ブラックローズボムは、黒い薔薇が溶けていくとパープルカラーが出てきて綺麗なマーブルカラーになります。まず初めにパープルの細長いバスボムを作り、それを中に入れてはみ出さないように黒いベースでプレスしていくのがポイントです。
「バスボムの中に小さなボムを入れるのですが、中に入れるバスボムがとても早く固まるので、メインのバスボムを作る人と中を作る人との連携が難しいです。チームで上手く連携して作ることができると、とても楽しいです!」- シェフ Mocchi
2位 インターギャラクティック
製造秘話!
スピード感が一番必要な商品です。他のバスボムに比べて、ベースが柔らかくプレスもしやすいため、丁寧にかつ、スピードを重視して製造しています。インターギャラクティックをプレスしている時は、まるで持久走をしているみたいです。
1位 トビーズマジックカウ
製造秘話!
人気の商品なので、たくさん製造します。
他のバスボムと比べて「カウ」の足など細かい部分があるため、作り始めた頃はお客様にお届け出来ない製造時の破損が多くありました。そんな中、破損の原因の一つでもあるバスボムのベースの「発泡」を防ぐために、プレス直前までベースを乾かしたり、綺麗な牛の形を出せるように表面をツルツルにできるように工夫し、今では5色が虹色に綺麗に溶けていくトビーズマジックカウを製造できるようになりました。
「カウは色が5種類あるので、作る時はチームワークが超必須!みんなで協力して作るのが特に楽しい商品の一つです。匂いも溶け方も全てがパーフェクト!」- シェフ saMai
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