
結婚の自由をすべての人に(2022.7 キャンペーン第二弾)

婚姻の権利をすべての人が持てる社会の実現に向けたキャンペーン第2弾
2022年3月に実施したキャンペーン『結婚の自由をすべての人に』の第2弾(6月24日〜7月10日)を実施しました。6月20日の同性婚訴訟の大阪判決では、同性同士で結婚ができないことは合憲であるという判決が出ました。同性婚の法制化を実現するには、私たちがその重要性について声をあげ、その声を国会に届けたり、賛同の輪をさらに広げていく必要があります。
結婚は誰もが持つべき権利。
でも、それが奪われている人がいます。
結婚するかしないかは、個人の自由
でも、日本には法律上の性別を理由に
それすら選べない人たちがいます
結婚の権利を奪われている人たちがいます
これは人権問題です
すべての人が等しく結婚する権利を得るためには
法律を変えないといけません
そのために、訴訟を起こすという
一歩を踏み出した人たちがいます
私たち一人ひとりも声をあげないと、この状況は変わりません
同性婚の法制化をめざして
一緒に行動を起こしませんか?
法律を変えるために
今、私たち一人ひとりができることを
#結婚の自由をすべての人に
あなたは、同性婚の法制化に賛成ですか?
私たちの声を国会に届けることで、同性婚の法制化は実現に近づきます。まずは現状を見てみませんか?
結婚していないと認められないこととは?
日本では、同性同士で愛しあうことは自由で犯罪にはなりません。でも、戸籍上の性別が同じ2人は結婚ができません。愛し合うことが自由なのに、結婚ができないのです。最近自治体のパートナーシップ制度が広がっており、行政が同性カップルの存在を認めるその意義はとても大きいですが、結婚とは全く別のもの。結婚できないと困ることが、実はたくさんあります。
結婚していないと認められないことなど、詳しくはMarriage For All Japanの公式サイトのこちらのページをご覧ください。

キャンペーンについて
本キャンペーンは、公益社団法人Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に(以下、Marriage For All Japan)が実施する活動を支援するもので、日本における同性婚の法制化を目指し、全国のラッシュの店舗やラッシュ公式サイトをはじめとする各種公式プラットフォームにて、Marriage For All Japanから発信される結婚の平等に関する様々な情報や動画コンテンツなどを公開することで人々の正しい理解および会話を広げ、同性婚賛同者の声を可視化しました。また、同性婚の法制化実現に向け、一人でも多くの方が声をあげたり、国会に声を届けることの必要性を広めました。これにより、Marriage For All Japanの同性婚法制化に向けた啓発活動を後押しするかたちで日本社会にムーブメントを起こしていくことを本キャンペーンの目的としました。
なお、このキャンペーンは、2022年3月17日〜3月31日の期間に実施したキャンペーン「結婚の自由をすべての人に」第1弾に続き実施しました。
キャンペーン実施店舗一覧は下記をご覧ください。
ラッシュが行動を起こす理由
「All are welcome, always.」を掲げ、誰もが自分らしく平等に暮らせる社会を目指し、行動し続けてきたラッシュにとって、結婚の権利は誰もが平等に持つべき権利であると考えます。結婚をするかしないかは個々の自由ですが、私たちが暮らす日本社会で、同性同士というだけの理由から結婚の権利が奪われてしまう環境は、人権にかかわる問題です。
誰もが平等に結婚の権利を持てる社会にするには、同性婚を法制化することです。
そのために今日本社会で必要なことは、人生の中で「結婚」という選択肢を持てない人がいるという事実や、結婚ができないことで生じる不利益など、正しい理解をすることです。
そして、一人でも多くの結婚の平等を願う人が増えるのと同時に、その世論のポジティブな声を国会に届けたり、声の高まりを継続的に可視化していくことが必要です。
「結婚の権利」は、性のあり方にかかわらず、同じ社会に暮らすすべての人にかかわる内容です。誰にでも平等で思いやりのある社会、そして誰もが自分らしく、ハッピーに暮らせる社会を作っていきましょう!
キャンペーン第二弾について

12人のクリエイターによるアート作品を通じ、賛同の輪を日本全国に広げよう!
この結婚の平等については、現時点で結婚ができない同性カップルだけが対象ではなく、すべての人にとって大切な権利です。私たちはもちろん、すべての次世代の子どもたちが、人生の節目に「結婚」という選択を持てるかどうかは、私たちの行動にかかっています。
第2弾のキャンペーンでは、キャンペーンの趣旨に賛同する12名のクリエイターにより制作された12種のアートを通じて、一人でも多くの人が結婚の平等に関心を持ち、賛同の輪を広げていく「ArtでAction」を実施しました。
12種のアート作品は、12名のクリエイターが、同性婚法制化の重要性、および、その実現のために行動を起こすことの重要性を、それぞれの解釈により表現したもので、ラッシュのショップにて数量限定のポストカードとして配布しました。また、デジタルデータとして画像をダウンロードすることも可能で、SNSなどでシェアしたり、待ち受けとして利用できます。
一人でも多くの人が感覚的に好きなアートを選び、アートを通じてカジュアルに結婚の平等に関する会話が広がっていくことを狙いとしました。
また、これら12種のアート作品は、旗艦店のLUSH 新宿店、LUSH 渋谷駅前店、LUSH 原宿店、LUSH 神戸三宮店の4店舗にて、ショップのウィンドウに大きく掲げられました。
国会における同性婚に対する考え方を可視化する「マリフォー国会メーター」を活用し、まずは現状を見てみませんか?その他、Marriage For All Japanの公式サイトでも、今日から取り組める支援を紹介しています。こちらのページをご参照ください。

サイレントデモ
本キャンペーン活動の一環として、ストーンウォールの反乱の日(※)として知られる6月28日、東京(JR新宿駅前東南口広場)と大阪(ヨドバシカメラマルチメディア梅田柴田交差点前)で、同性婚法制化に向けたサイレントデモを開催しました。 キャンペーン「結婚の自由をすべての人に」第一弾の期間中(2022年3月17日から3月31日)にLUSH 新宿店で実施したサイレントデモの形態を変え、今回は公共スペースで結婚の平等をテーマにしたメッセージを掲げました。 ラッシュのスタッフはもちろん、公益社団法人Marriage For All Japan – 結婚の自由をすべての人に、LGBT支援団体、同性婚訴訟の原告の方などが連帯し、結婚の平等について声をあげることの重要性を道ゆく人々に伝えました。
※ ストーンウォールの反乱の日とは?
1969年6月28日、ニューヨークにあったゲイバー「ストーンウォール・イン」が、警察による踏み込み操作を受けた際、そこに居合わせたLGBTQ当事者たちが初めて警察に真っ向から立ち向かって暴動となった事件。ここからゲイ解放運動が一気に広がりを見せ、LGBTの歴史において変革の始まりとなった象徴的な出来事として世界中で知られている。

大阪でのサイレントデモの様子

東京でのサイレントデモの様子
12:11