内部通報ポリシー
不正行為が行われていると思う理由があればぜひ声をあげ、本ポリシーに則って取り上げてください。私たちは、Lushで働くすべての人々、そしてサプライチェーンの人々にとって、職場がポジティブな場所であることを確認したいと考えています。不正行為が行われていると信じるに足る理由があれば、それを聞きたいと思いますし、この方針に沿って提起することをお勧めします。
Click here for the policy in English.
内部通報 (ホイッスルブローイング/笛を吹く)とは?
内部通報は、ラッシュの事業に関わる特定の形態の不正行為を通報する行動を指します。 違法とみられる行動についての(機密または新たな)情報を共有する際に「笛を吹く=内部通報する」のです。 特定の不正行為を暴露し「笛を吹く」時は、不公平な扱いを受けたり職を失ったりしないような保障が存在します。不正行為の例は本ポリシー内の「不正行為とは?」に記載されています。
内部通報は、本ポリシーでは網羅していない個人的な不満(いじめ、ハラスメント、差別)を取り上げることとは違います。あなたがラッシュの従業員で、職場での扱いに懸念がある場合は自国内の適切な手順を踏むべきです。もし個人的な不満をレポートしたい場合には、担当のピープルサポートチームに直接連絡することをお勧めします。匿名でいたい場合は、その旨をピープルサポートチームに明確に伝えるようにしてください。また、匿名で通報をした場合、状況を調査することが難しくなり、対処方法が限定的になることを事前によく考えてください。
ラッシュグループの従業員で、The Lush Ethical Charter(エシカル憲章)の違反を懸念している場合は、国内のEBT Representative(EBT代表)に提出すべきです。
本ポリシーは誰に適用されるのか?
本ポリシーは、役職、地域、契約形態、ポジション、勤続年数に関わらず、ラッシュの全従業員に等しく適用され、パートナー、契約業者、ボランティア、サプライヤー、派遣社員など、あらゆる形態でラッシュと取引関係にある人たちも同様にあたります。本ポリシーは、全世界のラッシュの従業員に共有されます。
本ポリシーの目的
本ポリシーの目的は、会社やサプライチェーンにある職場での不正行為についての通報、調査、対策の仕組みを提供することです。
過去に起こった出来事、現在起こっている事、今後すぐに起こる確信のある事についての懸念を、いつでも提起することができます。
不正行為とは?
不正行為には、法的義務の不履行、環境破壊、贈収賄、脱税、不法現金処理、会社の資金・財産の窃盗、現代の奴隷行為、動物実験、スタッフや一般人を危険にさらす、もしくはこれらを隠蔽しようとする行為などがあたります。 不正行為があった事実が露見したら、社内で該当行為の責任者は懲戒対象となり、適切な対応が取られます。
通報の保護
一企業として、スタッフやラッシュに関連する人全てが、声を上げる安全な場所を作ることに努めており、全ての内部通報者を守ります。 多くの国でも職場における特定の種類の不正行為通報に対する、個人保護の国内法があります。
以下の法律に規定する罪または当該法律の違反について通報する際は、日本では公益通報者保護法で保護されます:
刑法(明治四十年法律第四十五号) 食品衛生法(昭和二十二年法律第二百三十三号) 金融商品取引法(昭和二十三年法律第二十五号) 日本農林規格等に関する法律(昭和二十五年法律第百七十五号) 大気汚染防止法(昭和四十三年法律第九十七号) 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和四十五年法律第百三十七号) 個人情報の保護に関する法律(平成十五年法律第五十七号)
上記のほか、個人の生命又は身体の保護、消費者の利益の擁護、環境の保全、公正な競争の確保その他の国民の生命、身体、財産その他の利益の保護にかかわる法律として政令で定めるもの(例えば、会社法、不正競争防止法、不当景品類及び不当表示防止法など)
どのような形であっても、他のスタッフは内部通報者を脅したり報復したりしてはいけません。 そのような行為を行った場合は、正式な処置に相当する可能性があります。
不正行為の懸念はどう提起するのか
あらゆる不正行為の懸念は[blowthewhistle@lush.co.uk]に報告してください。この報告は、個人的な不満を訴えるよりも「公益通報」を目的としています。このメールアドレスに送られたメールは、直接UKのLUSH Ltd.に届き、英語以外の言語で通報があった場合にはUKのLUSH Ltd.で英語に翻訳されます。 不正行為への懸念は直接提起することを強くお勧めしますが、各マーケットに助言をする外部機関もあります。各国政府のサイトでさらに情報を収集してください。
通報後はどうなるか
皆さんからの通報があった後はメール受領の確定をし、通報の詳細確認が行われ、内容によって関連するチームへ渡されます。その後、最善の対処方法が考慮されます。対処には調査および/もしくは通報者である方や不正行為に関わった疑いのある方との面談が行われる可能性があります。 通報者には調査担当者を知らされ、さらなる情報収集のため連絡が行く可能性があります。 通報後は1ヶ月以内に進捗状況を共有をできるように努めますが、EUの法律では、最初の連絡から3ヶ月以内に通報者本人と進捗状況を共有しなくてはなりません。結果によっては、機密保持上の理由から、特定の情報を共有できない場合があります。
匿名性
匿名で通報する希望がある場合は、合理的段階を踏んで匿名性を確保します。匿名希望があった方の素性を明かすのは、匿名が調査の妨げになりまたは法的義務が発生した場合です。匿名希望者本人との話し合い無しに、素性を明かすことはありません。
通報者のデータ保護
内部通報プロセスの一環として、あなたの個人情報を記録する必要が出てくる可能性があり、その際は手順を進めるためにあなたの同意を依頼します。収集するデータは処理手順に必要なもののみで(例:名前、店舗、部署、国、通報案件、結果)該当する報告が完全に調査され解決に至るまでしか保存されません。この後は、該当情報は匿名化されます。匿名での通報やラッシュへの個人情報提供に同意しない場合は、通報の徹底調査能力が限られてしまうことにご留意ください。
全ての個人情報は最小限に留められ安全に保管されます。情報へのアクセスは内部通報プロセスに直接関わる個人のみに限定されます。ラッシュの個人情報取り扱いについてのさらなる情報は、ウェブサイトのプライバシーポリシーをご参照ください。
本ポリシーに違反した場合の結果
適切な理由なしに本ポリシーを不履行とした場合、従業員には正式な処置が取られる可能性があり、従業員以外の場合も、取引・契約・合意等の終了の可能性があります。調査後に、悪意をもって虚偽申し立てを行い、または個人的利益のための嘘だと結論付けられた場合は正式な処置対象となる可能性があります。
本ポリシーの位置づけ
本ポリシーは雇用契約の一部ではなく、ラッシュはいかなる時でも自由に変更を加える権利を有します。更新されたポリシーは、全従業員や外部団体がウェブサイトから閲覧が可能です。
2021年6月1日制定
12:11