Our impact

優れた水の管理人になる

ウォーターインパクト・レポート 2020年5月26日

ラッシュの事業は、原材料の生産、商品の製造、またお客様に最終的に使用される時に至るまで、水に非常に大きく依存しています。全ての人が清潔な水を必要としていますが、過度な使用や汚染によって、この惑星の大部分できれいな水を得にくくなりつつあります。しかし、二酸化炭素の排出とは異なり、問題となっている水の影響は、想像以上に地域固有であり、それゆえ集水池レベルでの取り組みが不可欠となります。必要なのは、特定の集水池から多国間レベルまで、全ての段階でこれらの課題に取り組み、幾重にも協力を重ねて対応していくことです。

この水危機に対応するため、私たちは水に関する卓越した管理人になるための旅に乗り出しました。この道程によって、ラッシュの水への依存が、まさに社会的にも環境の面においても、持続可能で経済的にも全てに利益をもたらすと保証できることを望んでいます。私たちは、水の利用をこの文脈において包括的に理解し、水にまつわる課題について関心を高め、ラッシュ・コミュニティ全体に及ぶ水リスクを克服することから取り組みを始める必要があります。

優れた水の管理人になるために、私たちは以下の重要なステップを特定しました。

  • 社会的に公正に、環境に対して持続可能に、またラッシュのバリューチェーン全体で経済的に利益をもたらす方法で、水を使うことを徹底する。
  • 未来のニーズを保護し、ラッシュが事業を行うコミュニティと流域のためにリジェネラティブになる。
  • ラッシュ自身、またラッシュのサプライヤーの操業における水の消費量を最適化する。
  • 製品の成分を改善し、水の効率的な利用と生態毒性のない原材料を使う。
  • ラッシュのバリューチェーン全体の水質を守る。
  • 新技術を取り入れて、可能な限り最良のテクノロジーを使うことを推進する。
  • お客様にも水の管理人になっていただくよう、アプローチする。

世界的な背景

私たちが行うことは全ては、故郷であるこの地球、大地、大自然、宇宙に存在する貴重な場所で起きています。地球は、宇宙のなかで唯一確認されている生命の存在を抱える、青白い点です。

私たちが行うことの全ては、自分たちの周りの世界、つまり、資源が豊富かどうか、暮らす場所の気候、出会う文化、依存する種、さらにコミュニティや家族を構成している人々の情報ネットワークなどによって形作られています。

私たちが行うことの全ては、これらに影響を受け、またその他の生命に影響を及ぼしています。だからこそ、私たちの行動は常に命を第一に考えて行うことを徹底する必要があるのです。

水は命の源です。

この計り知れないほど重要な資源は有限で、いよいよ脅威にさらされています。地球上の全ての水のうち、真水はたった3%しか存在せず、私たちはほとんど入手できません。陸上に暮らす人間、動物、植物、そしてその他の生命は、利用できるたった1%の水だけで生き残らなければなりません。こうした水不足にも関わらず、水の使用量は世界的に見ても、過去100年間の人口増加率の倍以上になり、今後20年間で必要となる水は、供給量を40%上回ると予想されています。

しかし、水は量にまつわる問題に限られたことではなく、質についても課題があります。医学と技術工学のめざましい発達にもかかわらず、世界の汚水のおよそ80%が、多くの場合未処理のまま環境に放出され、川、湖、海、また飲み水まで汚染しています。今日では、安全でない水は戦争やその他全ての暴力以上に多くの人の命を奪っています。

水資源の危機は、人間の文明が直面している、皆で取り組むべき最大の課題となるでしょう。世界の水の安全に対する脅威は、並外れて複雑で、相互関連性が高く、信じがたいほど多種多様です。そのため、一人だけでは、または組織や政府が単独では、世界的な水危機を解決することは不可能なのです。私たちは、全ての垣根を越えて協力を惜しまず取り組む必要があります。今が行動を起こすときです。

化粧品の役割

水は化粧品にとって欠かせず、日用品として使用されるなかでも最も一般的な存在です。水は、成分から原料の生産、最終的にはお客様が使用するときまで、製品のライフサイクルの全ての段階で関わっているのがわかります。平均的な化粧品の成分は60-95%が水で、いざ使用されると、ほぼ100%の原料が水の中や、最終的には何らかの形で環境へと行き着きます。

水資源の危機が高まるにつれ、バリューチェーンにおけるそれぞれの要素にのしかかるプレッシャーはますます強くなるでしょう。消費者は習慣を変えることを余儀なくされ、製造者はさらに効率的な生産方法を開発しなければならず、製品開発者はこの貴重な資源を使うより良い方法を見付けるための革新を迫られ、またサプライヤーも彼らの原材料を守り、将来の製造を保証するために、水リスクの緩和を開始する必要がでてくるでしょう。

ライフサイクル・アプローチ

Lush Labsから#LushCommunityへ

ライフサイクル・アプローチを用いて理解することは、ラッシュが及ぼす影響を十分に知るために欠かせません。

このアプローチを用いることにより、製品の考案から生産、使用、廃棄に至るまで、いわば、ゆりかごから墓場までの様々な場面と段階全てを見渡すことになります。世界、地方、地域の個々で発生する状況を全体として全て合わせる方法です。1セットの指標を定義し、それに集中することにより、製品の影響や影響が最大になる場所に関する科学的モデルを開発することが可能になります。

尊い水を守る

商品開発の場

これがバリューチェーンの始まりであり、製品が誕生する場所そのものです。

ラッシュの商品が生まれるラボでは、原料が決められ、イノベーションが起きています。お客様のニーズを満たす、新しくより良い方法の、たゆまぬ探求です。業界全体に影響を与えてきた多くの草分け的製品の誕生地です。ここでこそ、最高の原料と最も効果的な処方を選び、また化粧品業界に変化を促すことによって、ラッシュの影響力を最大に発揮できているのです。

2018年から2019年にかけて、ラッシュは成分配合の変更やパッケージの変更、サイズのバリエーション変更を含めて1,402種類の商品を製造しました。

約50%の商品に水を配合

水は「生命の万能溶媒」として知られています。理由は、他のどの液体よりも、たくさんの物質を溶解する能力があるからです。化粧品に使われる水は原料を行き渡らせる役割を担い、肌にのばしやすくしたり、肌を潤すことができます。ラッシュの商品のおよそ半数に水が含まれています。シャワージェリーは1つの商品としては一番水を多く含有し、コンディショナーやソープがそれに続きます。

82%が合成保存料フリーのセルフプリザービング処方

ラッシュの商品の圧倒的多数が合成保存料フリーのセルププリザービング処方です。水分、バター油分のバランスを保ち、塩やクレイ、グリセリン、ハチミツといった、よりナチュラルな保存成分を付加することにより、私達は原料内の水の使用量を抑え、生態毒性のある合成保存料の使用を避けることを可能にしています。

66%がネイキッド

ラッシュの商品の半数以上が「ネイキッド」と呼んでいる、パッケージフリーの状態で販売されています。ネイキッドにはたくさんのメリットがあります。包装された商品と比較すると、ネイキッドで販売されている商品に含まれる水分量はわずかです。つまり、合成保存料を使う必要がないだけでなく、パッケージの生産においても必要となる水を節約できるのです。

約9割がヴィーガン

ラッシュの商品のほとんどがヴィーガンで、残りの約1割はベジタリアン仕様の商品となっています。2019年、ラッシュは卵と乳製品の使用をやめ、原料に使う水を大幅に減らす方法を採りました。こうして私たちは、卵1キロの使用を回避することで約3,300リットルの水を、また牛乳1リットルの使用を回避することで1,000リットルの水を節約しました。

 

エシカルバイイング

サプライチェーンにおける次のステップは、商品に使われる原材料と資材の調達です。サプライチェーンは社会と環境へ最大の影響を与えます。ラッシュはこの地球上全ての農業従事者と製造業者、また彼らがコミュニティやリソース、環境にどう接するかに深く依存しています。

この理由から、ラッシュは透明性を確保することを重視するサプライヤーを懸命に探しています。供給量が限定的な場合には、ラッシュのサプライヤーをサポートし、地球への影響を減らし、この世界をかつて私たちが見た時よりもよりみずみずしく、豊かな状態になるよう共に取り組んでいます。

2018年~2019年:

  • ラッシュのサプライチェーンは81を超える国々におよび、サプライヤーは400を超え、1,400種の原料全体の費用は総額5,700万ポンドとなります。 
  • ラッシュの原材料の重量の32%(原料とパッケージ)は、水需要の逼迫度が最高から中程度までにあたる国々から調達されていました。
  • ラッシュの原材料の3分の1(調達金額で計算)は水ストレス度の高い上位50ヵ国から調達していました。 
  • ラッシュのサプライチェーンにとってリスクとなる上位3項目は、未処理の状態の廃水、改善のみられない公衆衛生や公衆衛生がない状態、干ばつのリスクです。 

原料のみ対象とした場合:

  • 原料の40%(調達額ベース)は水需要の逼迫度が最も高い(MWSC)上位50ヵ国から調達されています。
  • 原料の41%(重量ベース)はMWSC上位50ヵ国から調達しています。
  • MWSC上位50ヵ国における原料の67%(調達額ベース)は、エッセンシャルオイル(40%)とアブソリュート(28%)です。 
  • MWSC上位50ヵ国において原料の40%(重量ベース)は、重曹でした。

ラッシュが調達を行うサプライヤーと原材料のレジリエンスを保証するには、サプライヤーがどのように事業を行い、どのようにリソースを管理し、また事業による影響を最小化しリスクを緩和するために何を行っているかを、ラッシュが理解することが必要です。ラッシュのサプライチェーンを理解することで、サプライヤーによるリスクを管理、緩和し、改善に向けた取り組みを共に行うことができるのです。

2018年から2019年にかけて、ラッシュは今までで最大規模のサプライヤー調査を実施し、ベストプラクティスを明らかにし、サプライヤーがいかにラッシュの掲げるエシックスに従っているかを評価しました。

回答率は予想を遙かに上回り、ラッシュのサプライチェーンの91%を超える225以上のサプライヤーから深く理解を得られました。People Care (人をケアする)、Earth Care (地球をケアする)、そして公正な配分におけるベストプラクティスに対しラッシュが公約としているバイイングポリシーの全ての分野が調査の対象となりました。

今回の調査により、63%のサプライヤーは、自分たちが水の大規模利用者と考える7%のサプライヤーと比較して、自らの水の使用率を低い、またはわずかであると評価していることがわかりました。ほぼ90%のサプライヤーが自社の廃水は環境への影響が低いと評価し、2.3%のサプライヤーだけが、環境への影響が大きいと考えていることが推測されます。ラッシュのサプライヤーの大多数は、方法または目標がないか、方法や目標を設定することが自社にとって妥当だと考えていなかったかのどちらかに当たります。このケースが全てではないとは考えられますが、サプライヤーが地域の状況にいかに適した方法を取っているかを理解することだけが、ラッシュにとって確実な方法です。

ラッシュは非常に多くの回答を集めた一方で、見える化の達成には限界がありました。第一に調査は、ラッシュが直接取引をするサプライヤーに対してしか実施できず、サプライヤー、そしてさらにその先のサプライヤーからのデータは得ていません。こうした背景により、2020年、ラッシュはサプライシフト・プラットフォームの活用を開始します。サプライシフトは革新的なソフトウェアで、サプライチェーンの透明性とその責任を最大化することを目的としています。サプライシフトの導入により、理解が一層深まり、原料とパッケージのレジリエンスの改善が始められます。

キッチン

これこそ、ラッシュが環境や社会への影響を考えて調達した原材料を、ラボで開発された新鮮な原材料を使ってハンドメイドされた化粧品が生み出される場所です。

ラッシュがいかに効率的に取り組むかによって、影響レベルが変わります。製造工程の効率や必要な水の量、さらに生み出される廃水の質と量次第なのです。

商品の一部に水が含まれることに加え、ラッシュで働くスタッフにとって必要な洗浄、容器や原料のパッケージの洗浄に大量の水が使われています。ラッシュの敷地に残った水は、下流にある水のインフラや水域に重大な影響を及ぼす可能性があります。

イギリス国内の状況

UKの製造拠点は、プール港の集水池内にあります。ヨーロッパ最大の自然港で、生物多様性のホットスポットとしての重要性が国際的に認知されています。こうした固有の状況があるにもかかわらず、プール港は多くの課題に直面しています。

  • 水に含まれる窒素とリンが高レベルになっています。農業によるものが圧倒的とはいえ、下水もその一因となっています。これにより、藻類の繁殖が手に負えないレベルとなり、水生植物を覆って鳥が食べることができなくなり、水中の酸素レベルは魚が生息不可能なほどにまで減ってしまいました。 
  • 窒素レベルが高いと、飲料用のポンプステーションのいくつかが閉じてしまいます。窒素レベルが安全な飲料水の基準を超えてしまうからです。
  • 沈殿物が過度に増えると、土地が洗い落とされて、川の魚や無脊椎動物、水生植物にとって有害になる可能性があります。
  • 集水池内の川や生息地に手を加えることは、生物多様性に影響を与えることになります。例えば、川を横切るようにワイヤーを設置すれば、魚が回遊できなくなります。川幅を拡げたり、まっすぐにしたり、川底を深くしたりすることにより、湿地の水が排水され、川の自然経路が変わってしまっています。

ラッシュはイギリス国内の製造地では、水の利用に関して高い視認性を確保しています。ラッシュの水の供給業者が、毎月水道使用量の検針を行っているのはこのためです。使用量が異常に急増した場合は、漏水が疑われる製造地を迅速に見つけることができます。一例として、5ヶ月間知らずに漏水していた場合だと、早期に発見することで廃水になる可能性のあった水135万リットルの節約となります。定期報告によっても、例えば、ソープの冷却に使う技術をグレードアップし、循環式の容器冷却装置にするなど、プロセス改善の影響を確認できます。

90%

ソープ製造ルームでの水の削減

2018年の1年間 

合計使用量:1万7, 364m3

生産効率:製品キロあたり、2.6リットル

 

2019年の1年間

合計使用量:1万2, 683m3

生産効率:製品キロあたり、2リットル

 

製品に含有される水:740m3

ここでは、製造において使用する水の大部分が実際には、スタッフが必要とする手洗いをはじめとする洗浄に使われることを示しています。

ラッシュが製造する製品の多くは、危険物を潜在的に大量に必要としています。例えば、ラッシュの香水に使うオーガニック・エタノールやバスボムに使う合成着色料、またはモイスチャライザーやシャワークリームに使うシルキー・バターなどです。したがって、万一事故が発生した場合にも、これらのいずれも環境に悪影響を与えないことを保証するため、水質を守る数多くの対策を講じています。

 

  • 危険物は分けて、有害廃水(合成着色料、香水など)として処理
  • ソープに関してはユニット5、マッサージ商品に関してはユニット7において、固形廃棄物を捕らえるインターセプター・タンクを設置
  • ウォッシュ・ステーション・エリアのフィルターで、水路網に入る前に固形物をキャッチするのをサポート
  • IBCコンテナと青いプラスチックドラムに取り込む大量の廃水と生成物は、グリーン・ハブにて抽出するためタンクに貯蔵
  • 2週間ごとに、ラッシュで最も汚染が激しい製造地のうち上位3件の工場廃水サンプルが通知され、職員を指導しプロセス改善の見込みのあるエリアのマネジメントを行う
  •  雨水排水管には、製造所の駐車場全体に明確に印を付け、雨水だけがそこに廃水されるようにし、地域の水域の汚染防止を徹底

イギリス国内で製造する商品1トンあたりに使用する水の量。いかにたくさんの水を使用しているかがわかります。

イギリス国内で製造する商品1トンあたりに使用する水の量。いかにたくさんの水を使用しているかがわかります。

リテール

サプライチェーン内で次に控えているのは、リテールです。小売店はラッシュのお客様とラッシュの商品の接点であり、お客様にラッシュの優れた成分の全てを裏付けるストーリーや価値を伝え、発見していただく場所です。ラッシュは49の国と地域に約940店舗を構えています。それぞれの店舗は、より大きな事業の中の小宇宙です。つまり、ショップスタッフが水資源をいかに扱うかが、より大きな事業の中での水への接し方を表しているのです。ここでは、商品のデモに直接使う水と、スタッフが必要とする水の量を制限しています。

グローバルリテール

水需要の逼迫度が最大の上位50ヵ国中の19ヵ国に170店舗があり、世界の売上のうち13%を占めています。 

水需要の逼迫度上位50ヵ国: 

  • 売上の19%はバスアイテム 商品
  • 売上の12%はシャワーカテゴリーの商品
  • 売上の5%のみがソープ

 

UK国内のリテール

ラッシュは現在UK国内とアイルランド共和国に106店舗を構え、2018-2019事業年度に、これら店舗のうち60%の水の使用についてデータを確認しました。現在使用量のデータがある店舗の中から、実際の水道使用量の検針結果を得られたのはたった49%でした。ラッシュの大多数の店舗について、信頼性のある水道使用量のデータは得られていません。これは、エネルギー業界が検針の生データを取ることを最優先とするのとは異なり、水供給産業がかなり遅れを取っているためです。

ラッシュが実際に入手したデータに基づいたラッシュの年間の水使用量は、2,517万6,000リットルに上り、25mプール67個分を優に超える分量に相当します。

デモ

ラッシュの店舗内では主に商品のデモに水を使用しています。デモは、お客様が商品について知り、最も効果があると納得していただくための直接的なアプローチです。バスボムとバブルバーは、店舗内でデモを行う商品のうち最も代表的なもので、全体の84%を占めています。

こうしたデモは、ラッシュ店舗のインフラに影響を与えています。というのは、排水管に流れ込んだ全ての商品が排水管やポンプの流れを妨げてしまうからです。2018-2019事業年度に、ラッシュは、使用する水や地域の水供給業者による廃水処理にかかる費用よりも多くをラッシュの配管工事のインフラの修理に当てていました。

ラッシュレンズの導入

2019年春、ラッシュはラッシュレンズ・アプリを始動しました。最新の拡張現実テクノロジーを用いたアプリは、お客様やスタッフが用いて、商品を確認したり、詳細情報を検索したり、さらにその商品のバーチャル・デモを見たりすることができます。このアプリは、ラッシュのスタッフが実際に商品のデモに要する時間を減らすため、人気の高いものとなりました。デモの手間は、デモ用のボールやシンクに水を貯めたり、空にしたり、実際の商品を無駄にして、手を乾かしたり、こぼれた汚れをふき取ったりするのに多くのペーパータオルを使用することも含まれます。

Lush Labsアプリに導入されているLush Lensと呼ばれるカメラ機能は日本の原宿店で最初に導入されました。原宿店は、バスボムのみを販売するコンセプト・ショップとして第一号店(2019年当時)で、水を使用するデモをほとんど行いません。原宿店は、コンセプト店となる前は、年間2,000m3を超える水を使用し、浴槽に水を張ってデモをたくさん行っていましたが、1割程度にまで減少しました。

Givingとキャンペーン活動

ラッシュのめざましい活動の1つとして、変化を起こすことを必要としている世界中の草の根団体にラッシュが資金を提供できることがあげられます。ラッシュの様々なキャンペーンや賞、そしてチャリティプログラムを通じ、世界のウォーター・クライシスと闘う多くの団体に資金提供を可能にしてきました。これらの団体が、直接水の汚染と闘っているか、または農家と共に、その地域の土壌を再生し、水を供給するための取り組みを行っているかを問わず、ラッシュがサポートしてきた団体は、私たちの周り全てにおいて崩壊し始めている世界の中で、かすかな希望の光をもたらしています。 

以下は意識向上を図る注目に値するキャンペーンの一部です。

  • 2019年 Plastic grab:ラッシュの創業者であるロウィーナ・バードが個人的に掲げる目標「自分が60歳になるまでにプラスチックゴミ1トン分を拾うこと」にヒントを得ました。2019年3月、ラッシュはロウィーナの#PlasticGrabに着手しました。グループとして、60トン相当のプラスチックゴミを拾うことを目標に設定し、これまでに約450回のごみ拾いを行い、環境から31トンのプラスチックを取り除きました。
  • 2007年 Go Naked Now(包み隠さず行こう):プラスチック・パッケージに反対するキャンペーン
  •  2018年 世界海の日:世界の海がプラスチックで汚染されているという問題について意識を高めるキャンペーン
  •  2015年- Ban the Bead(ビーズを禁止せよ) (NA) :化粧品にマイクロプラスチックを使うことに反対するキャンペーン
  • 2013年 Don’t Fruck our Future(私たちの未来を破砕するな):水と環境に悪影響を与える水圧破砕に反対するキャンペーン
チャリティポット:

2007年に開始 お客様が商品を購入して支払う小売価格の全額(消費税を除く)を、世界中の動物保護、人権、環境問題に取り組む草の根の団体に寄付しています。2019年には、およそ1,000万ポンドの資金を寄付しました。 全リスト(UK)は以下からご確認ください: https://uk.lush.com/article/charity-pot-donations

 

水関連の注目プロジェクトの例

  • Instituto Multimedia DerHumALC -南アメリカとカリブ海のためのヒューマンライツ・マルチメディア・インスティテュート:アルゼンチン、ブエノスアイレス開催の国際環境映像祭では、水がテーマとなっていました。
  • アイズ・オブ・ガイア:アグロフォレストリー方針と連携し、廃棄物管理に関して、地方自治体を支援して、エクアドルで汚染水を飲料水として利用している先住民のために、飲料用の雨水システムを設置しました。
  • Coordination Climat Justice Sociale:先住民のスタンディング・ロック「水源の保護者たち」4名がヨーロッパの11都市に遠征し、市民的不服従、カンファレンス、デモ、コンサート、ロビー活動を行い、銀行や団体に圧力をかけ、ダコタアクセス・パイプライン(DAPL)と化石燃料に関してダイベストメントを働きかけました。。
  • マリーゴールド・チェーン:ネパール地震で破壊された村の水道管を修復しました。
  • ダイバージェント・フィルム:カナダのブリティッシュコロンビア州の人々が、自分たちの地域の川や地下水の水位を脅かすガス会社に対し、いかにして平和的に抗議活動を行ったかを記録したドキュメンタリー映画です。

 

Re:Fund:

2018年に開始 ラッシュは、システムを包括的に考える際、自然を第一に考える解決策を用いて取り組む必要がある、という信念に基づいてラッシュRe:Fundを開始しました。災害と避難、パーマカルチャー&アグロエコロジー、自然の再生と生物多様性の各分野において、リジェネラティブ・デザイン をサポートしました。

詳細は、以下よりご確認ください。 https://weare.lush.com/jp/lush-life/our-giving/refund/

 

水に影響する注目プロジェクトの例

  •   ダリア・アソシエーション-パレスチナ人が所有し運営する組織で、パレスチナでの生活手段、そして自立を構築するために取り組みを行っています。ラッシュは助成金を使い、ビルの屋上庭園や太陽光オーブンや浄水システムやリサイクル材料を使っての家具作りなどのワークショップの開催をサポートしています。
  •   Jiwnit -環境、文化、生態、農業、教育、社会に関するプロジェクトをサポートしています。セネガルのKamyaak村は、JiwNitが初めてプロジェクトを行った地域で、Re:Fundによる助成金は、村へのバイオ式トイレの設置に役立てられました。こうしたクローズドループによる廃棄システムは、人間の出す汚水を直接木々に注ぎ込むため、それによって水を節約し、食料または木材に適した栄養を蓄えた木や果物やベリーなどの低木農作物の栽培を可能にします。
  • ルシンガ島ファーマーズ・アソシエーション(RIOFA) - 22人の農業経営者が共に、食料の安全や自然環境の悪化、持続可能な生活手段の欠如に関する課題に取り組んでいます。ルシンガ島はビクトリア湖の東部に位置し、そこでは社会的にも環境的にも極めて重要な課題が存在しています。Re:Fundによる助成金を用いてRIOFAは、持続型農業の研修対象を、海岸線にある農場のうち、ビクトリア湖を汚染する化学薬品を使用するルシンガ島の他の農家まで範囲を拡大しました。
  • フレンズ・オブ・キアンジャイ・ケニア(FKK)-ケニア、キアンジャイの地域コミュニティと共に取り組みを行っています。食料の安全のために、持続可能な解決策を明確化し実施することをサポートしています。Re:Fundによる資金提供によりFKKは雨水の効率的な集水方法について、地域住民に研修を行いながら、パーマカルチャーのデモ用農地も作りました。

 

スプリングプライズ: 

2017年に開始 隔年で20万ポンドの賞金とその他の支援活動が、壊れた地球のシステムを修復する人々の能力育成に充てられています。世界中で33の組織がスプリング賞を受賞し、150を超えるリジェネレイティブ・プロジェクトがスプリング賞のリストに載りました。

詳細は以下よりご確認ください。 https://springprize.org

水に影響する注目のプロジェクトの例

  • アリアンザ・シーボ -2014年に地域の水源が油田により汚染されたことを受け、西アマゾンの4つの先住民族のメンバーが団結しました。雨水の集水システム構築(灌漑などの利用のために雨水を取り置くシステム)の過程で、先住民族全員が直面している共通の脅威を知り、先住民族の文化と熱帯雨林の破壊を防ぐための包括的な対策を講じ始めました。
  • INSO - INSOは1991年に設立され、メキシコのオアハカの多民族国家において、リジェネレイティブで社会的かつ環境に優しい新政策を用いてコミュニティを支援しています。その中のフラッグシップである「スロー・ウォーター」プロジェクトは、セントラル・バレーの分水嶺の危機に取り組むことを目的としています。ここでは、水流の速さがコミュニティとエコシステムの両方に影響を与えています。
  • ソイルズ ハイチ -ソイルは2006年に 環境保護者と人権擁護者のチームにより設立され、ハイチの人々の生活を改善しています。包括的なアプローチを用いるソイルの取り組みによって、社会環境と自然環境によるダメージを同時に回復させています。EkoLakayはソイルが行っている世帯向けの衛生設備の社会事業で、成長ビジネスとなっています。利用者が支払可能な額を毎月の使用料として払い、その資金は排泄物の収集やメンテナンス費用に充てています。ソイルのトイレの排泄物は全て収集され、堆肥として安全に生まれ変わります。
  • ティムバクトゥ・コレクティブ -ティムバクトゥ・コレクティブは、インドのアーンドラ・プラデーシュ州(A.P.)、アナンタプラ地区の渇水が起こりやすい地域で、持続可能な開発に関する取り組みを行っています。ティムバクトゥ・コレクティブは、172を超える村で取り組みを行い、社会的に取り残されたおよそ2万世帯に手を差し伸べ、飲食の支援をしています。ティムバクトゥ・コレクティブは、地域内で長期的に継続する干ばつや不毛な土地、また失業や不十分なインフラ設備の影響を一番被っている人々に対して取り組みを行っています。

共同の取り組み:

2020年ラッシュは、Refillアプリのクリエーターであるシティー・トゥー・シー と手を組みました。このアプリは、世界中どこにいても、マイボトルに水を補充できる場所を教えてくれる最強のツールです。水のペットボトルから出るゴミに対しての取り組みと、ボトル入りの水にまつわる莫大なウォーター・フットプリントを回避する前向きな方法です。

Further reading

(RE)WILD LIFE

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