ラッシュで働く理由
「ショップデザインの仕事を通して、ラッシュというブランドがお客様に100%伝わる店づくりを実現したい」
ショップデザイナー YURI
国内に存在する76の店舗。路面店や駅ビル、ファッションビルやショッピングセンター、そのロケーションも様々ですし、お店の広さや構造、お客様像など一つとして同じショップは存在しません。ショップごとに特性があり、店舗によってお客様に届けたいエクスペリエンスもそれぞれ。お店の特性に合わせたショップデザインが求められ、提供するカスタマーエクスペリエンスや顧客とのコミュニケーションに、ショップデザインが大きく影響するからこそ、ラッシュでは、インハウスの専属のショップデザイナーがショップマネージャーやリテイルビジネスのサポートメンバーらと密に対話しながらショップデザインを構築し、店舗ビジネスに大きく貢献・寄与することが期待されています。
ショップデザイナーとしてラッシュで14年以上のキャリアをもつYURIさん。YURIさんが14年前に、ラッシュに入社したきっかけはどんなものだったのでしょうか?
当時、店舗設計施工を行う会社で働いていた際に、自分の担当会社として任されたのがラッシュでした。それがラッシュとの最初の出会いです。当時、自由が丘にあった一号店に足を運んだ際、『チョコミンとバスタイム』という入浴料をスタッフの方に紹介してもらい、その香りとユニークなネーミングにときめいたことを今でも覚えています。
その後、店舗設計を担当する協力会社の一人という立場で、2年間ラッシュのお店づくりに関わったというYURIさん。こうした経験がきっかけになり、ラッシュに入社を決めたと言います。
協力会社の立場でしたが、ラッシュというブランドに接する中で、ラッシュで働く人たちがみんな生き生きと楽しく働いている姿を間近で見て、こんな働き方があるんだと仕事に対しての価値観が変わりました。
ラッシュにおけるショップデザイナーの役割とは、どんなものなのでしょうか?
お店の見た目全般に責任を持ち、新店、改装、一部レイアウト変更時の店舗設計及び什器設計を行います。本国であるイギリスのショップデザイナーらカウンターパートになるスタッフとのディスカッションは行いますが、自身が主体となりデザイン提案を行っていきますので、高いクリエイティビティが求められる仕事です。また、インハウスのデザイナーとして、お店がオープンして仕事が終わりではなく、オープン後も売上げ、来店客数等のお客様動向を注視し継続したサポートを行っていくことが重要です。店舗設計の枠に留まらず、VMDやウィンドウディスプレイ等、担当メンバーと連携を取りながらチームで商品の魅力が最大限引き立ち、同時にお客様がお買い物をしやすい店づくりを目指していきます。
ショップデザインの仕事を通して、実現したいことはどんなことでしょうか?
ラッシュというブランドが、お客様に100%伝わる店づくりを実現したいと思っています。文字情報だけでは伝わりきらない、ラッシュというブランドが持つ魅力を、人々の感情に訴えるエモーショナルな空間をつくることで表現できたらいいなと思ってデザインを行っています。
そんな思いを胸に取り組んだ仕事で、もっとも充実感のあった印象的な出来事はどんなものだったのでしょうか?
2018年、当時、日本最大の売場面積となる神戸三宮店の移転改装がありました。大規模な路面店ということで、法規的にクリアすべき事項や調整事も多く、またフロア構成を決定するにも多くの時間を要しました。施工チェックで工事中のお店に行くたびに、緊張で胸が苦しくなる思いもしましたが、工事が完了したお店に商品を並べ、お店のスタッフ、お客様が入り、イメージしたものと同じ空間、それ以上の景色が見れた時に、とても充実感を感じました。
大きなプレッシャーと同時に、それ以上の充足感を得られた神戸三宮店の移転改装。たくさんのショップデザインを手がけるYURIさんにとって、反面大変だと感じることは、どんなことでしょうか?
周囲のフィードバックや調整事に追われてデザインを考える時間が足りないと思うことが多々ありますが、オープン日は待ってくれません。自分にしかできない事に集中し、デザインワークにしっかり時間が取れるよう、自分自身でしっかりタイムマネジメントをする事で乗り越えるように心掛けています。
そんなYURIさんが、ショップデザイナーとして働く上で、大切にしていることはなんでしょうか?
自分の頭で考え納得し、自身の責任で行動することを大切にしています。ラッシュではフィードバックカルチャーが浸透している会社です。相手の成長のために建設的な意見を言い合ったり、素晴らしいと思うところは言葉にして伝えることで、互いの成長を促しあう文化が根付いています。ただし、誰かに言われたからというだけで行動すると上手くいかない事もあると感じています。自分の中でしっかりと咀嚼し、吸収することが大切だなと感じています。
また、社内社外問わず、仕事を通じて関わる全ての人が、楽しくやりがいを持って店づくりに関われるようにすることを大切にしたいと思っています。例えば、ラッシュは環境に配慮した店づくりを目指していますが、その実現のために使用するマテリアルも常により良いものを探す作業を行っている中で、協力会社の存在は欠かせません。社外の人でも店づくりに関わる人とは、ブランドポリシーを共有し一緒に店づくりを行うチームを構築することで、全員がやりがいを感じながら同じ目標に向かって進むことが必要だと実感していますし、大事にしたいと思っています。
一方、YURIさん自身にとって、ラッシュとはどんな存在ですか?
生活の一部です。もちろん、仕事ではありますが、エシカルな考え方やブランドポリシーは、確実に自分の価値観、生活に変化を与えてきました。コンビニでレジ袋をもらわないこと、自然エネルギーの電力会社と契約すること、今では世の中的にそんなに珍しくない事も先んじて行動に移してこれたのは、ラッシュという会社にいて常にそうしたトピックをみ時間に感じてきたからです。ラッシュは自分の個を形成する大切な要素になっているなと感じています。
最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?
自分で何かを創造し、ハンドメイドすることが好きな人。一人でつくるものより、色んな人と関わり共につくり上げることで、誰も想像できなかった思わぬいい物が出来上がる。そんなことを楽しめる人と一緒に働きたいと思います。
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