LUSH PEOPLE

MY CAREER JOURNEY

プロダクション シニアマネージャー RYO

人生100年時代、多くの人がこれまで以上に「働くこと」について考えているでしょう。

一つの分野や業種に留まらず、新しいことに挑戦する人、複数の仕事をする人、新たなキャリアを歩み始める人。その選択は十人十色。ラッシュでは自らのキャリアを「旅」に例えて、「キャリアジャーニー」と呼んでいます。世界中のラッシュで働く仲間のキャリアジャーニーをたどりながら、それぞれが今「働く」とどう向き合っているのか、話を聞いてみました。

ラッシュでは、どのようなキャリアジャーニーを歩んできましたか?

ラッシュジャパンが日本に上陸した初期の頃に入社した友人に声をかけてもらい、入社したのが20年以上前。製造チームは10名ほどで、最初はバスボムやバブルバーの製造から始まりました。それから、UKでの製造研修に招待してもらい、初めてヨーロッパに行きました。UKの製造チームとの時間を余すこと無くたくさんのことを吸収しましたね。「これがラッシュのものづくりか!」と肌で感じたのを覚えています。

それから何年間か、流通と製造サポートを担当しました。ある時、当時のマネージャーが一定期間仕事を離れなくてはいけなくなり、否応なしに自分が他の同僚とともにチームを率いなくてはならない状況がやってきけました。「ブランドは、人によって創られる」という創立者の言葉がありますが、その時初めて自分もブランドの一部なのだ、という責任を持つことができた気がします。今は、神奈川県の愛川町にある製造拠点で500人ほどのメンバーと一緒に働いています。

ラッシュでの製造の仕事は、一般的な工場の仕事とは違うかもしれません。商品の一つひとつに物語があり、原材料にも物語があります。商品をハンドメイドする私たちは、その物語に欠かせない一部です。そうして生まれた商品があってブランド体験が完成します。

ラッシュでの様々な経験は、あなたにどんな変化をもたらしましたか

2014年、日本でもバスボムやシャンプーバーなど固形商品のパッケージを脱ぎ捨てる「ネイキッド」での販売方法を始めました。日本では商品名や成分、製造販売元などの情報を「包装」に記す必要があります。衛生面の配慮や異物混入を防ぐことも考慮しながらも、規制当局と協議を重ね、社内でのたくさんの失敗も経て、必要な情報を直接ラベルに貼るというアイデアが生まれました! それまで、ネイキッド販売は日本のお客様に受け入れられないと思い込んでいましたが、今では当たり前になりました。この時ほど「まずやってみること」の大切さを感じたことはありません。他のブランドもネイキッドになってくれないかなぁ、と楽しみにしています。

ラッシュがあなたを惹きつけるものとは?

新鮮な原材料を使って、ハッピーな人たちによって作られた商品を、アジアの輸出国を含めて全てお客様が手に取りたい時に、できる限り出来立ての、フレッシュな商品を届けることが私たちのミッションです。そのために、透明性高く、自分たちのポリシーに正直にいれること。自分たちが課題と思うことに、正直に取り組めること。人として正直でいることができることで、他の人や動物、環境に少しでもいい影響を与えられていると感じることができる、それがこのブランドに惹かれる理由です。

読者に何かアドバイスがあれば教えてください。

心理学者のショーン・エイカー氏の考える「成功」と「幸せ」の話が好きです。「頑張れば成功できる、成功すれば幸せになる」という考えの逆の発想で、目の前の幸せを感じることに熱心に取り組めば、脳がそれを認知して、パフォーマンスが上がる。それが成功につながる。つまり、幸せは自分の中から誘引できる。ラッシュで働く人が大切にしている「ラッシュ・プリンシプル」にある「楽天的に、直感的にいこう」という考えに通じますよね。

2022年3月

Audio player image

12:11